オールシーズンインナーテント

2.2Expeditionの最大の特長は40Dのリップストップ・ナイロンを採用したインナーテントです。これによって寒い季節のキャンプや登山にも安心して使えるようになりました。両サイドに配されたドアにはメッシュパネルを備えているので換気や温度調整も簡単にできます。

なお、バスタブ形状のボトムは継ぎ目のない40Dリップストップ生地にポリウレタン加工を施した素材で、耐水圧は1,500mmを確保しています。

この「オールシーズンインナーテント」は単品販売をしますので、従来モデル（2.0）やフルメッシュモデル（2.1）のユーザーも季節や行き先に応じて付け替えることが可能です。単体重量は840gです。

Expeditionポール

海外へき地やより高い強度が求められる山岳域での使用を想定し、強化ポールを標準装備しています。素材は#7001アルミニウム合金で、メインポールはφ11mm、サブポールはφ9.5mmに口径を拡大し、強風や積雪に対応しました。

夜間や雪山での視認性を高めるためメインポールはレッド、サブポールはオレンジとし、すばやい設営をサポートします。

また出荷時にプリベント処理を行ってあり、これによって破損や変形にも強くなっています。こちらも単品販売をしますので状況によって使い分けることが可能です。セット重量は680gです。

ちなみに第2世代のフルメッシュモデル（2.1）もサブポールの折り畳み位置を変更して外圧に対する強度を高めるとともに、カラーをガンメタリックに変更してあります。（メインポールは従来と共通です）

ベンチレーション

従来モデルはフライのベンチレーションを外から開閉する構造でしたが、雨天や夜間の操作性を考え、内部からも開閉ができるようにしました。三角形の天窓にはメッシュパネルを備えているので虫の侵入を防ぎつつ常時換気を行うことができます。

なお第2世代のフルメッシュモデル（2.1）にもこの開閉型の天窓が装備されています。

ジッパータブの色分け

ドアパネルや天窓が二重構造になったことでジッパーの点数が増えました。そこでより直感的な操作ができるよう、プルタブのコードを色分けしました。開閉用はレッド、換気用はグレーとし、寝ぼけていても（あるいは酔っ払っていても）直感的にわかるようになっています。

またフライシートのジッパータグはブラックですが、ダブルジッパーの上部タブは視認性の高いレッドにしてあり、緊急時にはここを開けてとっさに飛び出せるようになっています。

ドアパネルの格納

出入り口を完全解放した時にドアを丸めて天井に格納できるのが従来モデルの特長でした。今回の2.2もこの機能を受け継ぎ、ドア上部のメッシュポケットにドアパネルをコンパクトにまとめておけます。これによって大きな開放感と換気性能が手に入ります。

またこのポケットにヘッドランプやLEDランタンを入れておけばテントぜんたいを照らすことができ便利です。

ペグループの色分け

すばやい設営が「ホーボーズネスト2」の真骨頂ですが、設営時間のさらなる短縮を目指し、今回からペグループを色分けしました。四隅のループのうちメインポールを挿入する角だけレッドのループにし、より短時間で組み立てられます。これで設営3分以内は間違いなし！

張り綱位置の変更

張り綱の取り回し方法や部材は従来通りで、強風に煽られたときにも応力を自然に分散させるようになっています。今回はさらに取り付け位置を最適化して耐風性能を向上させました。

なおコードには反射材が編み込まれ、自在は蓄光タイプを採用しているので夜間の視認性はこれまで通り良好です。

防水サック

収納用サックを大型化しより収納しやすくしました。また開口部を芯材入りのD型にして素早く開閉できるように改良しました。ロールトップ式で縫い目はシーリングしてありますのでカヌーなどの水辺の旅、自転車やオートバイに外付けしても内部が濡れる心配がありません。

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